ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポリティス」の意味・わかりやすい解説
ポリティス
Politis, Nikolaos Sokrates
[没]1942.3.4. フランス,カンヌ
ギリシアの法学者,外交官。フランスのエクサンプロバンス大学,ポアティエ大学,パリ大学教授を経て,1916年ギリシア政府の外務大臣。第1次世界大戦の講和会議,国際連盟のギリシア代表を務めた。国際連盟では「国際紛争平和的処理一般議定書」 (ジュネーブ議定書) の草案作成にあたり,また軍縮会議の副議長として活躍。ハーグの国際法アカデミー創設に尽力した。主著"La justice internationale" (1924) ,"Les nouvelles tendances du droit international" (1927) 。
ポリティス
Politis, Kosmas
[没]1974
ギリシアの小説家。本名 Paris Tadeloudis。抒情的で清新な小説『レモンの茂み』 Lemonodasos (1928) によって注目された。『エロイカ』 Eroika (38) ,『3人の女』 Treis gynaikes (43) などが代表作。劇作も手がけ,『コンスタンチノス大帝』 Konstantinos o Megas (57) などがある。
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