薄いガラス製の玩具(がんぐ)。ポピン、ポッピンなどともいう。3~6センチメートルほどの瓶で、漏斗(ろうと)に底をつけたような形をしている。口にあてて軽く吹いたり吸ったりすると、薄い弾力性のある底板がペコンペコンと鳴るのでこの名がついた。江戸時代から明治中期ころまで、おもに女の子の、とくに夏向きの玩具として流行した。中国では明(みん)代末につくられたもので、江戸時代に日本に伝えられ、1773年(安永2)刊の『御伽(おとぎ)草』に、「ポコンポコン」の名で紹介されている。1830年(文政13)刊の『嬉遊笑覧(きゆうしょうらん)』には、「ぽんぴん江戸にてはぽこんぽこんと云(い)ふ」とあり、さまざまな名でよばれた。東京では1887年(明治20)ころ、大阪ではその数年後隆盛となり、「ポペン」とよばれて、12~15センチメートルから150~180センチメートルほどの大形もあった。現在はポッペン(兵庫県)、チャンポン(福岡県)などが郷土玩具として残っている。
[斎藤良輔]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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