20世紀西洋人名事典 「ポールマルグリット」の解説
ポール マルグリット
Paul Margueritte
1860 - 1918
フランスの作家。
ゾラに師事し、1884年自叙伝「わが父」で文壇にデビュー。自然主義に属したがゾラよりゴンクールに私淑。1887年ゾラの「大地」を批判する「五人宣言」に署名。だが弟ヴィクトールと合作で1870年のプロイセン・フランス戦争に取材した四部作「ある時代」(1898〜1904年)など自然主義的な作品を発表。アカデミー・ゴンクール最初の会員。他の作品に「事物の力」(1891年)、「人間の弱さ」(1908年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報