私淑(読み)シシュク

デジタル大辞泉の解説

[名](スル)《「孟子」離婁下の「子は私(ひそ)かにこれを人よりうけて(よし)とするなり」から》直接に教えは受けないが、ひそかにその人を師と考えて尊敬し、模範として学ぶこと。「私淑する小説家」

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大辞林 第三版の解説

スル
孟子離婁下より。私ひそかに淑しとする意
直接教えを受けたわけではないが、著作などを通じて傾倒して師と仰ぐこと。 -する作家 直接指導を受けたことのある人に対して用いるのは誤り

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (「私」はひそか、「淑」はよしとする意) 敬慕する人に直接教えを受けることはできないが、ひそかに尊敬し、模範として学ぶこと。教えを受けたことはないが、尊敬する人をひそかに師と仰ぐこと。
※訳文筌蹄初編(1714‐15)一「私淑は孟子に出でて直に其人の弟子になることを得ず」
※読書放浪(1933)〈内田魯庵〉窓から眺める「蘆花がトルストイに私淑してゐた乎否乎は知らぬが」 〔孟子‐離婁・下〕

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