マインツ大聖堂(読み)マインツダイセイドウ

デジタル大辞泉 「マインツ大聖堂」の意味・読み・例文・類語

マインツ‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【マインツ大聖堂】

Mainzer Domドイツ中西部、ラインラント‐プファルツ州の州都マインツの旧市街にある大聖堂。975年、マインツ大司教ウィリギスにより造営開始。その後、度重なる増改築を経て、ロマネスクゴシックバロック様式が混在する姿になった。

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百科事典マイペディア 「マインツ大聖堂」の意味・わかりやすい解説

マインツ大聖堂【マインツだいせいどう】

ドイツ,マインツにあるロマネスク建築の大聖堂Mainzer Dom。正称はザンクト・マルティン・ウント・ザンクト・シュテファンSt.Martin und st.stephan大聖堂。978年オットー2世が創建。1009年に焼失,1036年再建工事を開始,一部にカロリング朝の様式を残すが,二重内陣式プランをもつ荘重なロマネスク聖堂として1137年完成。12世紀末―13世紀前半に改修工事が行われゴシック様式が混入した。
→関連項目マインツ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マインツ大聖堂」の意味・わかりやすい解説

マインツ大聖堂
マインツだいせいどう
Mainzer Dom

ドイツのマインツにあるロマネスク様式の大聖堂。 975年頃着工されたが,途中 1009年に火災にあい,36年に完成した。交差ボールト構造で東西内陣があり,内陣をはさむおのおの2基の小塔のほか,2基の大塔をもつ。西の大塔は 1767年の火災後 74年に M.ノイマンが完成,東の大塔はゴシック様式のものを 19世紀に取りこわし,ネオロマネスク様式で再建。

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世界大百科事典(旧版)内のマインツ大聖堂の言及

【マインツ】より

…グーテンベルク博物館とカーニバルは国際的に有名である。【小倉 欣一】
[マインツ大聖堂]
 正称はザンクト・マルティン・ウント・ザンクト・シュテファン。東西2基の交差部塔と二重内陣とをもつ,ライン地方のロマネスク建築の代表作である。…

※「マインツ大聖堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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