まかる（その他表記）Mahmut Makal

精選版 日本国語大辞典

まか・る

1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 借りる。人形浄瑠璃社会の語。
   1. [初出の実例]「借ことを、まかる」(出典：楽屋図会拾遺（1802）下)

出典　精選版 日本国語大辞典

改訂新版　世界大百科事典

マカル
Mahmut Makal
生没年：1933-

トルコの農民作家。中部アナトリアの農村に生まれ，教員養成学校を卒業したのち，村の学校で教鞭を執りつつ農民の生活を記録した。それらが《私たちの村》（1950）として発表されると，各界に大きな反響を呼び，国外でも諸国語に翻訳された（邦訳名《トルコの村から》）。その後も農村を対象とした多くの報告や小説を発表している。農村の後進性に関する問題意識がつねに底流をなすが，自然の風物やフォークロアに対する関心が作品の芸術性を高めている。
執筆者：小山 皓一郎

出典　株式会社平凡社「改訂新版　世界大百科事典」

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

マカル
Makal， Mahmut

[生]1930. デミルジ
トルコの農民作家。中部アナトリアの寒村に生れ，農民学校に学び，卒業後，故郷で教職についた。 17歳のときに書いた当時の農村生活を赤裸々に描き，のちに日本でも翻訳された作品『われわれの村』 Bizim Köy (1950) は大きな反響を呼んだ。一時，共産主義者の疑いをかけられて投獄されたが，進歩的知識人による釈放運動により救われ，教職に復帰した。

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