マクマード入江(読み)マクマードイリエ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マクマード入江」の意味・わかりやすい解説

マクマード入江
まくまーどいりえ
McMurdo Sound

南極のロス海最西部にある南へ延びる湾入部。南緯77度30分、東経165度を中心とし、幅約65キロメートル、長さ約65キロメートル。東はロス島、西はビクトリア・ランド、南はロス棚氷(たなごおり)に囲まれる。1841年2月イギリスのジェームズ・ロスが発見し、用いた探検船テラーの士官アーチボルド・マクマードの名にちなんで命名した。冬は海氷に覆われるが、夏には流失することが多く、船の接近は比較的容易である。1902~1903の2年間、イギリスのスコット隊はロス島南端近くで探検船ディスカバリー号が海氷に閉じ込められたまま越冬した。国際地球観測年(1957)以来、この入江の海洋調査や海底調査が続けられている。

[楠 宏]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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