ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マグヌス4世」の意味・わかりやすい解説
マグヌス4世
マグヌスよんせい
Magnus IV Erlingsson
[没]1184.6.15. ソグネフィヨルド
ノルウェー王 (在位 1161~84) 。5世とも数えられる。シーグル1世 (エルサレム巡礼者王) の娘クリスティナと豪族エーリング・スカッケの子。ノルウェーの2人の王インイェとハーコンの内乱で敗死したインイェ王の陣営の豪族たちによってわずか5歳で王に選出された。シーグル1世の子ホーコン2世との戦い,数多くの王位要求者との内乱,デンマーク王との争いなど,すべて父エーリングの力で勝ち抜いたが,ビイケベイネル (しらかばの脚) と呼ばれるテーレマルク地方を中心とする武装農民の反乱に悩まされ,多くの勝利にもかかわらず,1179年彼ら農民と結んだスベッリ・シグルソンに敗れ,デンマークへ亡命。再起をはかったがソグネフィヨルドの海戦で敗死した。
マグヌス4世[ノルウェー王]
マグヌスよんせい[ノルウェーおう]
「マグヌス3世」のページをご覧ください。
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