20世紀西洋人名事典 の解説
マックス・ヤーコプ フリートレンダー
Max Jakob Friedländer
1867.6.5 - 1958.10.11
ドイツの美術史家。
元・カイザー・フリードリヒ美術館(現ダーレム美術館)館長。
ベルリン生まれ。
ミュンヘンやフィレンツェで学び、1908年ベルリンのカイザー・フリードリヒ美術館に入り、’24年同館館長に就任し、元館長ボーデと共に美術館運営に貢献する。ナチスの台頭で’38年オランダへ亡命し、著述に専念する。フランドルやオランダ、ドイツの絵画史研究に大きな業績を残し、14巻に及ぶ基本的研究書「古ネーデルランド絵画」(’24〜37年)は今日でも高い評価を得ている。又、美術鑑定家としても第1人者である。他の著書に「芸術と芸術批評」(’42年)、「風景画論」(’47年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報