マッテヤ(その他表記)Matthias

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マッテヤ」の意味・わかりやすい解説

マッテヤ
Matthias

新約聖書中の人物聖人。マチアスともいう。『使徒行伝』と初期キリスト教著作家によれば,イスカリオテのユダが裏切りによって十二使徒から脱落したあと,ペテロの提唱によって,ヨハネバプテスマのときよりイエスの復活にいたるまでイエスと行動をともにした人々のなかからマッテヤがユダに代る使徒として選ばれたという。マッテヤのその後の事跡については新約聖書に記載はない。伝説によればカスピ海地方で布教,殉教したという。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マッテヤ」の意味・わかりやすい解説

マツテヤ
まつてや
Mattiyāh アラム語
Matthias ギリシア語

生没年不詳。『新約聖書』の「使徒行伝(ぎょうでん)」1章が、イエス死後に発足したエルサレム教会で、イエスを裏切ったユダの後任として十二使徒の一員とされた、と伝えている人物。選任条件は、生前のイエスの群れと終始行動をともにしていたことであった。それ以外には記録はない。

佐竹 明]

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