20世紀西洋人名事典 「マレックフワスコ」の解説
マレック フワスコ
Marek Hłsko
1934 - 1969
ポーランドの小説家。
1953年頃から戦後の青春をテーマにした短編を発表し、ポーランドの「恐れる若者」として有名になる。ポーランドの暗さを若者の立場から表現し、多くの支持を得る。その反面当局からポーランド社会の現実を抽象的にとらえているとの批判も受ける。’58年西側に亡命し、ドイツの女優であったソニア・ツィーマンと西ドイツに居住する。放浪後、睡眠薬により死去。代表作品に長編小説「墓場、次は天国へ」(’58年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報