みなみのうお座(読み)みなみのうおざ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「みなみのうお座」の意味・わかりやすい解説

みなみのうお座
みなみのうおざ / 南魚座

秋の宵の南の空低く見える星座。秋の夜空のなかではたった一つの1等星フォーマルハウトが輝いているので比較的目につきやすいが、魚の姿全体は他の星が暗いのでとらえにくい。フォーマルハウトとは魚の口の意味の名で、みずがめ座から流れ落ちる水を受け止める位置にある。中国名は「北落師門」で、長安(現、西安(せいあん))の城の北門にちなんでいるというが、その門の存在ははっきりしていない。ギリシア神話では、怪物ティフォンに襲われた愛と美の女神アフロディテ(ビーナス)が、魚の姿に化身して逃げたときの姿だとされている。

[藤井 旭]


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