中世,魚をとり扱った商人の座。1303年(嘉元元)石清水八幡宮(京都府八幡市)を本所とする生魚座・塩魚座があった。一般に魚座は生魚を扱う座をさし,塩魚を扱う座は相物座(あいものざ)とよばれた。室町時代に瀬戸内海産の魚を扱った摂津国今宮の魚座,琵琶湖産の魚を扱った近江国粟津の魚座が有名。諸国でも周防国宮市や甲斐国府内などに魚座があった。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 占い学校 アカデメイア・カレッジ占い用語集について 情報
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...