ムカデ類(読み)ムカデるい(その他表記)Chilopoda; centipede

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムカデ類」の意味・わかりやすい解説

ムカデ類
ムカデるい
Chilopoda; centipede

節足動物門ムカデ綱に属する種類の総称。唇脚類とも呼ばれ,ムカデやゲジを含む動物群で,小は 3mm,大は 30cmをこえるが,一般に2~7cm。頭部と胴部に分れ,頭部には触角,大顎,小顎,触顎がある。胴部は 15~177対で,各1対の付属肢をもつが,毒腺が開口する第1対目は顎肢と呼ばれる。一般に湿った地表あるいは地中にすみ,小昆虫類やクモなどを捕食する。雌雄異体卵生。増節変態あるいは微変態を行なって成長し,その様式により改形類整形類に分けられる。寿命は5~6年。世界で約 3000種,そのうち日本に約 140種あり,ゲジ類,イシムカデ類オオムカデ類ジムカデ類の4目に分類される。 (→多足類 )

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