日本大百科全書(ニッポニカ) 「ムレシュ川」の意味・わかりやすい解説 ムレシュ川むれしゅがわMureş ルーマニア西部の川で、ティサ川最大の支流。トランシルバニア・アルプスのハルギタ山地に源を発し、横谷を北に流れ、ギョルゲニ北方より西南西に方向を変えて流れ、セベシ付近より西流し、ザンド山地とバナト山地の間を通ってアラド下流で国境を越え、ハンガリーのセゲド付近でティサ川に合流する。全長803キロメートル、うちルーマニア領部分768キロメートル。流域面積約3万平方キロメートル。谷底をかなり深く刻み、至る所に河岸段丘が発達している。[三井嘉都夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムレシュ川」の意味・わかりやすい解説 ムレシュ川ムレシュがわMures ハンガリー語ではマロシュ Maros。ルーマニア西部,トランシルバニア地方を流れる川。全長 803km (うちルーマニア領 768km) 。カルパート山脈東部に源を発し,南西流したあとトランシルバニア台地を東西に貫流,西部山地を横断後ハンガリー盆地に入りセゲド付近でティサ川に合流する。中流のアルバユーリアまでは小型船の航行が可能。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報