ハンガリー大平原南部の最大の都市。チョングラード県の県都。人口16万3074(2005)。古くからティサ川の渡河地として発達。中世には諸民族の移動の拠点となり,ハンガリー人の建国後は農民運動および対トルコ戦争の拠点となった。1498年王国自由都市となり,司教座が置かれた。1848-49年の対オーストリア独立戦争では一時政府が置かれた。79年のティサ川大洪水で全市が破壊され,その後再建された。戦間期には初めホルティらの反革命の基地となったが,1930年代には〈人民主義〉運動の,44-45年には対ドイツ解放闘争の中心地となった。農業地帯の中心地で,食料品・繊維工業をもつ。ハンガリーの大学都市の一つ。毎年夏行われるセゲド野外フェスティバルは有名。
執筆者:南塚 信吾
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