メンタワイ諸島民(読み)メンタワイしょとうみん(その他表記)Mentawai Islanders

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メンタワイ諸島民」の意味・わかりやすい解説

メンタワイ諸島民
メンタワイしょとうみん
Mentawai Islanders

インドネシア,スマトラ島南部のメンタワイ諸島の住民。形質的にはプロト・マレー系で,言語はオーストロネシア語族のうちスマトラ語群に属する。他のインドネシア地域と遠く離れているため,20世紀初めまで稲作も陶器製造も織布も行われず,ビンロウの実を噛む習慣もなかった。焼畑耕作によるタロいもの栽培を主たる生業とする。宗教は精霊崇拝で,特に儀礼においてタブーを強調する点が特徴的である。家屋の新築,畑の開墾,造舟,やしの木の伐採などの際には,その期間が禁忌とされ,男性はほとんど働かず,女性のみが食糧を集める。この間,村は儀礼的にも実際にも閉鎖され,外部との交渉は許されない。村はいくつかの地縁化された外婚的親族集団から成り,夫方居住婚規範とする。今日では住民の約半数がキリスト教化され,儀礼的禁忌の観念や社会組織にも大きな変化が起きている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

冬に 4日間暖かい日が続くと 3日間寒い日が続き,また暖かい日が訪れるというように,7日の周期で寒暖が繰り返されることをいう。朝鮮半島や中国北東部の冬に典型的な気象現象で,日本でもみられる。冬のシベリ...

三寒四温の用語解説を読む