モンテローザ山(その他表記)Monte Rosa

改訂新版 世界大百科事典 「モンテローザ山」の意味・わかりやすい解説

モンテ・ローザ[山]
Monte Rosa

スイスとイタリアの国境にそびえるペニン・アルプスAlpi Pennineの主峰モンテローザはイタリア語で〈バラの山〉を意味し,夕日赤色に映えるためにこの名称となった。雄大な雪原にいくつかの峰がそびえたち,デュフール峰(4634m)が最高峰。多くの氷河がここで養われるが,スイス側斜面のゴルナー氷河は,アレッチュ氷河に次ぐ規模(面積62.9km2,延長14.5km)である。スイス側のマッター谷のツェルマットはこの山塊への登山ならびに観光の基地である。
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関連語 上野

日本大百科全書(ニッポニカ) 「モンテローザ山」の意味・わかりやすい解説

モンテ・ローザ山
もんてろーざさん
Monte Rosa

ヨーロッパ・アルプス中部、スイス・イタリア国境のワリス・アルプスの最高峰。10座以上の高峰からなる山群の総称で、山名は「氷の山」の意。最高点はデュフールシュピッツェの4634メートル。スイスの最高峰で、モンブランに次ぐヨーロッパ第二の高峰でもある。ほかにツムシュタインシュピッツェ(4563メートル)、ノルトエント(4609メートル)、ジグナールクッペ(4556メートル)などの峰があり、その間に六つのコルがある。1855年イギリス人J・G・スマイスらによって初登頂された。登山基地はスイスのツェルマット。登山電車終点のゴルナーグラートから眺望できる。

[徳久球雄]

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