モーキ(その他表記)Francesco Mochi

改訂新版 世界大百科事典 「モーキ」の意味・わかりやすい解説

モーキ
Francesco Mochi
生没年:1580-1654

イタリア,初期バロックの彫刻家。モッキF.Mocchiともいう。アレッツォ近郊のモンテバルキMontevarchi生れ。フィレンツェでジョバンニ・ダ・ボローニャ風の技巧を学ぶ。オルビエトの《受胎告知を受けた聖母》(1605-08)ではマニエリスム的なドラマティックな宗教群像に技巧の冴えを見せた。1612-29年,古代ローマ彫刻の範にならってピアチェンツァにファルネーゼのブロンズ騎馬像を制作,モニュメンタルな大作にも才能を発揮する。29-40年,ベルニーニと相並ぶ大彫刻《ベロニカ》をサン・ピエトロ大聖堂のニッチに制作した。激しい運動をはらむ精神表現にはミケランジェロのなごりもあり,初期バロックを代表する作品であるが,その後はベルニーニの名声に圧倒されて作品は少ない。
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関連語 みどり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モーキ」の意味・わかりやすい解説

モーキ
Mochi, Francesco

[生]1580. モンテバルキ
[没]1654. ローマ
イタリアの彫刻家。マニエリスムからバロックへの移行期の作家で,主要作品はオルビエト大聖堂の『聖告』群像 (1603~08) ,ピアチェンツァの騎馬像彫刻 (12~25) ,サン・ピエトロ大聖堂の『聖女ベロニカ』 (29~40) 。

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