旺文社世界史事典 三訂版 「ユグルタ戦争」の解説
ユグルタ戦争
ユグルタせんそう
Jugurtha
共和政ローマ末期の北アフリカのヌミディア王ユグルタの反乱
策略によって王となったユグルタ(在位前113〜前104)が,ローマの支配者を買収してその地位を保とうとしたが,領内でのローマ人殺害をめぐって,ローマとの戦闘となる。“アフリカの解放者”と称して,原住民を味方に入れ,しばしばローマ軍を破るが,派遣されたマリウスの遠征軍に捕らえられ,ローマに送られて獄死した。この戦争を機に,ローマ閥族の腐敗も表面化した。
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