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すら スラ

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デジタル大辞泉の解説

すら[副助]

[副助]名詞、活用語の連体形、副詞、助詞などに付く。
極端な事を例としてあげ、他を類推させる意を表す。さえ。でも。…でさえ。「子供ですら計算できる」「手紙すら満足に書けない」
「言(こと)問はぬ木―妹(いも)と兄(せ)とありといふをただ独り子にあるが苦しさ」〈・一〇〇七〉
「すら」を伴う語からは、ふつう、考えられない、またはあってはならないようなことが起こる意を表す。でも。…なのに。
「しなざかる越を治めに出でて来しますら我―世の中の常しなければうちなびき床に臥(こ)い伏し痛けくの日に異に増せば」〈・三九六九〉
[補説]「すら」は上代に多く用いられ、中古以降は主に歌や漢文訓読文に使われる程度にすぎず、「だに」さらには「さへ」にとって代わられた。中古の末ごろには「そら」という形も用いられている。なお、現代語では「さえ」と同じように使用されるが、「さえ」のほうが一般的で、「すら」の使用は少ない。

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大辞林 第三版の解説

すら

( 副助 )
体言およびそれに準ずる語、活用語の連体形、一部の格助詞(古くは接続助詞「て」にも)などに接続する。
極端な事柄を取り上げて強調し、それによって他をも類推させる。さえも。 「手紙-満足に書けない」 「親に-まだ話していない」 「専門家で-なかなか解答の出せない問題だ」
一つの事柄を取り上げて他を類推させる。その受ける語に対して、例外的・逆接的な関係にあることが多い。 「夢のみに見て-ここだ恋ふる我は現うつつに見てばましていかにあらむ/万葉集 2553」 「息の緒に我が息づきし妹-を人妻なりと聞けば悲しも/万葉集 3115」 〔が原義。古くは「だに」と似た意味であったが、仮定条件句中には用いられない。中古になると、漢文訓読文や和歌などには用いられたが、仮名文にはあまり用いられていない。中世以降は次第に「だに」に吸収され、さらに「さへ」に代わっていった。現代語にはごく限られた用法だけが残っており、否定表現と呼応して用いられることが多い〕 → さえだに

出典|三省堂
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