ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヨース・ファン・ヘント」の意味・わかりやすい解説
ヨース・ファン・ヘント
Joos van Gent
[没]1476頃
フランドルの画家。本名 Joos van Wassenhove。 1460年にアントウェルペン,64年にヘントの画家組合に登録。 69年以降イタリアに行き,72~75年はウルビノ公に仕えたといわれる。フランドル派の伝統を基礎にモニュメンタルな画像構成と人物の荘重な表現を特徴とした。作品は『三賢王の礼拝』 (メトロポリタン美術館) ,ヘントのバーフ大聖堂の三翼祭壇画『磔刑図』 (1464) ,『使徒たちの聖餐』 (73~74,ウルビノ,マルケ国立美術館) 。
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