デジタル大辞泉 「ラオロヤ」の意味・読み・例文・類語 ラ‐オロヤ(La Oroya) ペルー中部、コルディエラセントラル山脈中にある鉱業都市。首都リマの北東約130キロメートルに位置する。周辺のセロデパスコ、モロコチャ、カサパルカなどに、銅・亜鉛・銀を産する鉱山がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「ラオロヤ」の意味・わかりやすい解説 ラ・オロヤLa Oroya ペルー中部,フニン県の西部,アンデス山脈中にある鉱業都市。人口3万5000(1990)。マンタロ川の上流部にあり,標高3825m。セロ・デ・パスコ鉱業会社によって設立された精錬所を中心に発達した都市。北部のセロ・デ・パスコ鉱山,西部のモロコチャ鉱山,カサパルカ鉱山からの銅,亜鉛,銀などの鉱石を精錬する。1972年精錬所は国有化されて,国営セントロミンCentromín社によって経営されている。執筆者:田嶋 久 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラオロヤ」の意味・わかりやすい解説 ラオロヤLa Oroya ペルー中部,フニン県西部の都市。首都リマの東北東約 150km,アンデス山脈中の標高約 3700mの高原地帯にあり,アマゾン川水系マンタロ川にのぞむ。セロデパスコ,モロコチャなどの鉱山がある豊かな鉱産地帯に位置し,銅,亜鉛,銀,鉛などの鉱石の精錬中心地となっている。周辺の農業地帯に産する穀物,ジャガイモ,家畜などの集散も行われる。近くに水力発電所がある。交通の要地で,アンデスの西部山脈を横切ってリマと鉄道,道路で結ばれ,リマと内陸部との連絡点となっている。人口4万 6500 (1990推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラオロヤ」の意味・わかりやすい解説 ラ・オロヤらおろやLa Oroya ペルー中部、アンデス山脈のセントラル山脈中にある鉱業都市。首都リマの北東190キロメートル、標高3826メートル。ヤウリ川とマンタロ川の合流点に位置する。人口2万9258(1993)。大精錬所があり、北部のセロ・デ・パスコなどの鉱山の産出する銅、銀、亜鉛を精錬する。ほかに蒼鉛(そうえん)(ビスマス)、ヒ素、カドミウムなども産する。住民の多くは鉱山関係者である。リマからはアンティコーナ峠(4843メートル)を通って幹線道路と鉄道が通じている。[山本正三] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by