デジタル大辞泉 「セロデパスコ」の意味・読み・例文・類語 セロ‐デ‐パスコ(Cerro de Pasco) ペルー中部の都市。パスコ県の県都。アンデス山脈中、標高4330メートルに位置する。17世紀に銀鉱が見つかり、現在も露天掘りによる大規模な銀・鉛・亜鉛の採掘が行われている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「セロデパスコ」の意味・わかりやすい解説 セロ・デ・パスコCerro de Pasco ペルー中部パスコ県の県都。アンデス山中の鉱山都市。人口7万7700(1990)。標高4330m。セロ・デ・パスコ鉱山の大規模な選鉱場がある。鉱石の大部分は南130kmにあるラ・オロヤに運ばれ製錬される。1630年に銀鉱床が発見され,60年から採掘されたが,19世紀中ごろに掘りつくして閉山。1902年に鉄道が建設されて再開され,銅,亜鉛,鉛などの露天掘りが行われている。執筆者:田嶋 久 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セロデパスコ」の意味・わかりやすい解説 セロデパスコCerro de Pasco ペルー中部,パスコ県の県都。首都リマの北東約 180km,アンデス山脈中の標高 4338mの地にあり,世界で最も高いところにある町の1つである。 1630年この地で豊かな銀鉱が発見されて以来,鉱山町として発展,約2世紀間世界の主要銀産地の1つであった。 19世紀末銀鉱が枯渇すると,代って銅採掘が盛んになり,現在ほかに金,鉛,亜鉛,ビスマスなどが採掘される。この地域の鉱山は近年アメリカ合衆国系資本によって開発されてきたが,1973年ペルー政府が国有化を宣言して接収,現在ペルー中央鉱山会社 (セントロミン・ペルー) が経営にあたっている。 70年代初め近くに新しい町サンフアンデパンパが建設され,住民が移転。国立ダニエル・アルシデス・カリオン大学 (1965) 所在地。リマと鉄道,道路で連絡。人口7万 7000 (1990推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「セロデパスコ」の意味・わかりやすい解説 セロ・デ・パスコせろでぱすこCerro de Pasco 南アメリカ、ペルー中部にある鉱山都市。パスコ州の州都。アンデス山脈中の標高4330メートルの高地に位置する。人口7万0058(1998)。17世紀には南アメリカ最大の銀山であった。銅、銀、金、鉛などの鉱石が巨大な露天掘りで採掘され、南方130キロメートルのラ・オロヤで精錬される。地下26メートルの旧坑道を利用した博物館がある。[山本正三] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by