ラスタファリ運動(読み)ラスタファリうんどう

百科事典マイペディア 「ラスタファリ運動」の意味・わかりやすい解説

ラスタファリ運動【ラスタファリうんどう】

1930年にジャマイカで発生した社会宗教運動で,ラスタファーライRastafariとも。エチオピアのハイレ・セラシエ帝(戴冠前の名はラス・タファリ)を救世主と信じることからこの名がある。アフリカ出自を持つ人々の地位向上を希求する。ものごとの自然な状態をよしとし,それは長髪や食事規制に表れている。経済的には自助自立志向。ジャマイカの大衆音楽レゲエが有力な媒体となり,他のカリブ海社会や欧米のブラック・ディアスポラにも影響を及ぼす。→千年王国土着主義運動
→関連項目カリブ海ジャマイカマーリー

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む