ラセイバ(その他表記)La Ceiba

デジタル大辞泉 「ラセイバ」の意味・読み・例文・類語

ラ‐セイバ(La Ceiba)

中央アメリカホンジュラス北部にある港湾都市。アトランティーダ県の県都カリブ海に面するバナナの積み出し港として発展。ピコボニート国立公園や沖合バイア諸島への観光拠点になっている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラセイバ」の意味・わかりやすい解説

ラセイバ
La Ceiba

ホンジュラス北西部の都市。アトランティダ県の県都。首都テグシガルパの北北東約 200km,カリブ海にのぞむ港湾都市で,ボニト山 (2435m) 北麓に位置する。 19世紀後半バナナの積出港として発展,現在同国カリブ海側の主要港の一つとなっている。 1940年代以降病害によって後背地のバナナ・プランテーションが壊滅,現在は主としてココナッツ,マニラ麻オレンジなどを積出す。工業も盛んで,靴,石鹸,葉巻,ジャムなどの日用品が製造されるほか,製粉製材醸造や,なめし皮の製造も行われる。鉄道,道路が通じ,空港もある。人口7万 1600 (1989推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラセイバ」の意味・わかりやすい解説

ラ・セイバ
らせいば
La Ceiba

中央アメリカ、ホンジュラスのカリブ海に面した港湾都市。人口7万7100(1991)。バナナの積出し港であり、背後に広がる農業地域商業中心地でもある。アメリカのスタンダード・フルーツ社が開発したバナナ輸送用鉄道(1975年政府が取得)により、カリブ海沿岸の栽培地や主要港湾と連絡している。

[栗原尚子]

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