マニラ麻(読み)マニラアサ

デジタル大辞泉 「マニラ麻」の意味・読み・例文・類語

マニラ‐あさ【マニラ麻】

バショウ科多年草。高さ約7メートルに達する。バナナに似るが、葉は幅が狭くて密生してつく。茎は地下茎で、地上のものは葉鞘ようしょうが重なり合った偽茎。上が雄花、下が雌花からなる穂をつける。葉柄繊維は強く軽くて耐水性があり、船舶用ロープなどにする。フィリピン諸島原産アバカ

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精選版 日本国語大辞典 「マニラ麻」の意味・読み・例文・類語

マニラ‐あさ【マニラ麻】

  1. 〘 名詞 〙 バショウ科の木状草本。フィリピン諸島原産で、熱帯地方繊維作物として広く栽培。高さ六~七メートルで、バナナによく似る。茎は葉鞘が密に重なり合ってできた偽茎。葉は長楕円形。花は穂状花序で単生。葉から採れる繊維は強靱で軽く、耐水性が大きいので、主に船舶用のロープとする。
    1. [初出の実例]「又当社の使用する原料はマニラ麻にして」(出典:東京朝日新聞‐明治四〇年(1907)五月二六日)

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