ラブアン島(読み)らぶあんとう(英語表記)Pulau Labuan

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラブアン島」の意味・わかりやすい解説

ラブアン島
らぶあんとう
Pulau Labuan

東南アジアボルネオ島北東部のブルネイ湾の湾口にある島。マレーシア領サバ州に属する。面積98平方キロメートル、人口7万5500(2000)。戦略的要衝のため1846年にイギリスがブルネイ王から割譲させ、ビクトリア港を建設した。その後行政上の所属はしばしばかわったが、1963年にマレーシア領となり、現在その海軍基地が置かれている。島はよく耕され、米、ゴムココヤシ果実などの栽培が盛んである。

[別技篤彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラブアン島」の意味・わかりやすい解説

ラブアン島
ラブアンとう
Pulau Labuan

マレーシア,ボルネオ島北東部のサバ州に属する島。ブルネイ湾の湾口に位置する。主都南岸のビクトリア。主産物コプラ,ゴム,米,果物類。ビクトリアではボルネオで産出する石油の積替えが行われる。マレーシア空軍の基地がある。 1846年以来イギリスの海峡植民地の一つであったが,1946年に北ボルネオ (現サバ州) の一部となった。面積 98km2。人口1万 2219 (1980) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android