デジタル大辞泉 「ラムレー島」の意味・読み・例文・類語 ラムレー‐とう〔‐タウ〕【ラムレー島】 《Ramree Island》ミャンマー西部の島。ベンガル湾に注ぐカラダン川のデルタに隣接。ミャンマー領の島で最も大きい。主な町は、北部のチャウクピュと内陸のラムリー。第二次大戦末期、日本軍が占領する同島をめぐり、英国軍を中心とする連合国軍との戦闘が行われ、奪還された。2000年以降、中国資本による開発が進み、沖合の天然ガス田のパイプライン建設が始まった。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラムレー島」の意味・わかりやすい解説 ラムレー島らむれーとうRamree ミャンマー(ビルマ)西部、シトウェの南東150キロメートル、ベンガル湾に浮かぶ島。北西から南東へ長さ約80キロメートル、幅約25キロメートル。カラダン川デルタに隣接する多数の島のうち最大の島で、本土とは浅い海峡で隔てられる。ラキン州のチャウクピュ県に属する。住民はビルマ人で、米作を行うとともに原油と塩の生産で知られる。中心都市は北部のチャウクピュで、地方空港もありシトウェやヤンゴン(ラングーン)とは空路でも結ばれる。なお南西モンスーンをまともに受けるため、年降水量は5000ミリメートル以上に及ぶ。[別技篤彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例