ラルナカ(その他表記)Larnaka

デジタル大辞泉 「ラルナカ」の意味・読み・例文・類語

ラルナカ(Larnaka)

キプロス都市。首都ニコシアに次ぐ同国第2の都市で、国際空港港湾を擁す。古代ギリシャ時代はキティオンと呼ばれ、当時の神殿や町の外壁が残っている。聖ラザロが埋葬されたという場所に建つ聖ラザロ教会中世城塞、ラルナカ塩湖のほとりにあるイスラム寺院ハラスルターンテッケなど、歴史的建造物が多い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラルナカ」の意味・わかりやすい解説

ラルナカ
Larnaca

ギリシア語で Lárnax,トルコ語で Lârnaka。キプロス南東部,ラルナカ湾にのぞむ港町。前 13世紀のミケーネ時代に創設された都市キティオンの上に建てられ,ビザンチン時代に再建された。港はトルコ時代 (1571~1878) に拡張されたもので,小船舶は接岸できるが,大型船ははしけで往来する。なめし皮,チーズ,加工食品,工業用製塩,化学製品などの工場がある。 1625年に築いたトルコの城塞を改造した博物館には,多くの考古学的遺物がある。ファマグスタ-リマソル間の幹線道路が通り,地中海東部のイズミル (トルコ) ,ベイルート (レバノン) などと海路で結ばれ,観光の基地となっている。人口6万 900 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む