ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニコシア」の意味・わかりやすい解説
ニコシア
Nicosia
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翻訳|Nicosia
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地中海東部の島国キプロスの首都。ギリシア語ではレフコシアLevkosiaという。キプロス島北部のメサオリア平野の中央に位置し、ペディエアス川に面する。人口27万3642(2001)。周辺の肥沃(ひよく)な平野で生産される小麦、オリーブ、ぶどう酒、柑橘(かんきつ)類、家畜などの集散地で、たばこ、陶器、皮革、繊維などの軽工業が発達する。古くからこの地方の中心地の一つで、12世紀に十字軍の支配を受け、15世紀にベネチアの領土となり、16世紀にはオスマン帝国の統治下に入った。19世紀以後、キプロスはイギリスの植民地となり、ニコシアはその中心都市で、1960年の独立とともに首都となった。こうした歴史を反映して東西両文明の影響を示す建物が多く残されている。15~16世紀の城郭の内部にスレイマニエ・モスク、キプロス民芸博物館、考古学博物館などがあり、観光都市としても知られる。西方8キロメートルにニコシア空港があり、東方50キロメートルのファマグスタが外港となっている。
[高橋和夫]
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