ランズダウン(読み)ランズダウン[こう](英語表記)Lansdowne, Henry Charles Keith Petty-Fitzmaurice, 5th Marquess of

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランズダウン」の意味・わかりやすい解説

ランズダウン(侯)
ランズダウン[こう]
Lansdowne, Henry Charles Keith Petty-Fitzmaurice, 5th Marquess of

[生]1845.1.14. ロンドン
[没]1927.6.3. クロンメル
イギリスの政治家。 1866年侯爵を継いだ。 72~74年 W.グラッドストン内閣陸軍次官,80年インド次官。 83~88年カナダ総督,88~94年インド総督。その間 86年自由統一派移り指導人物の一人となった。 95~1900年第3次ソールズベリー内閣陸相,1900~02年外相,02~05年 A.バルフォア内閣外相,日英同盟英仏協商を担当。 06年以降野党となった保守党上院で指導。 15~16年 H.アスキス連立内閣無任所相。 17年対ドイツ早期講和を主張したが,広範な支持は得られなかった。

ランズダウン(侯)
ランズダウン[こう]
Lansdowne, Henry Petty-Fitzmaurice, 3rd Marquess of

[生]1780.7.2. ロンドン
[没]1863.1.31. ウィルトシャー
イギリスの政治家。初代ランズダウン侯の子。 1802年下院に入り,06年 W.グレンビル内閣蔵相。 07年辞任後はホイッグ党陣営の穏健派指導者として活躍。 09年兄の死により侯爵を相続。ホイッグ党にあっては G.カニングに協力,27~28年カニング内閣無任所相,30~34年 C.グレー内閣,34,35~41年メルバーン内閣,46~52年 J.ラッセル内閣の各枢密院議長。 52~55年アバディーン内閣,55~58年パーマストン内閣の各無任所相となった。

ランズダウン(侯)
ランズダウン[こう]

「シェルバーン(伯)」のページをご覧ください。

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