ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランダー」の意味・わかりやすい解説
ランダー
Lander, Harald
[没]1971.9.14. コペンハーゲン
デンマークの舞踊家。本名 Alfred Bernhardt Stevnsborg。デンマーク王立舞踊学校を卒業し,1923年同バレエ団に入団,『デンマークより遠く離れて』でデビュー。その後ソ連をはじめアメリカ,メキシコへの研究留学を経て,32年バレエ・マスターになり,『ナポリ』『レ・シルフィード』など,A.ブールノンビルの伝統的作品をレパートリーにするかたわら,現代的な内容と形式をもつ作品『ボレロ』 (1934) ,『七つの大罪』 (36) ,『ラ・バルス』 (40) を振付けた。 53年パリ・オペラ座のディレクターになり,『エチュード』 (52) ,『ウィーンの春』 (56) などを発表。 62年以降コペンハーゲンに戻り,『愛の勝利』 (62) などフランス宮廷バレエ期の作品を蘇演した。のちに王室から勲位を得ている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報