ランベルトの法則(読み)ランベルトのほうそく(その他表記)Lambert's law

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランベルトの法則」の意味・わかりやすい解説

ランベルトの法則
ランベルトのほうそく
Lambert's law

光の吸収において,物質に入射する光の強度 I0 と透過光の強度 I との比の対数は,物質の厚さ d に比例するという法則log (I0/I)=μd ,あるいは II0 exp (-μd) と書くことができる。このμを吸収係数という。この法則は光が物質中を dx 進む間の光の強度の減少量 dI が,その位置の光の強度 I(x) に比例するという関係 dI=-μI(x)dx から導かれる。

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関連語 余弦法則 放射

法則の辞典 「ランベルトの法則」の解説

ランベルトの法則【Lambert's law】

完全に散光する平面(これをランベルト表面という)から反射される,ある方向での光度は,この面の法線とその方向とのなす角の余弦に従って変化する.ランベルトの放射の法則*ともいう.

ランベルトの法則【Lambert law】

ランベルトの吸収の法則*,またはランベルトの余弦法則*の項を参照

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