リアル・ビジネス・サイクルの理論(読み)リアルビジネスサイクルのりろん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

リアル・ビジネス・サイクルの理論
リアルビジネスサイクルのりろん

景気循環原因を実物的な要因に求める理論で,1980年代に出てきた比較的新しい考え方。景気変動を新古典派的均衡の変動ととらえるのが特徴である。したがって景気が変動していても,経済は,ある生産をふやすには他の生産を減らさなければならず,ある個人の効用をふやすには他のそれを減らさなければならないとするパレート最適の状態にあると考える。このため,政府景気変動を抑えるために一定の景気政策を実施し経済の安定化をはかろうとしても,結局その政策はパレート最適を崩してしまうとみる。ただ実態経済が常にパレート最適にあるとはいえず,学界での定説にはなっていない。

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