20世紀西洋人名事典 「リチャードリーブ」の解説
リチャード リーブ
Richard Rive
1931 -
南アフリカの小説家。
カラードで高校教師を務めた後、オックスフォード大学に留学する。その後、ケープ州に住み、カレッジで教鞭を執る傍ら、創作、評論活動を行う。南アフリカにおいては数少ない白人との協調を主張する非亡命作家として知られる。主な作品には1960年3月の非常事態宣言までの3日間を舞台に、白人女性との愛をからめながら政治に目覚めていく青年の姿を描いた長編代表作「厳戒令下の愛」(’64年)、自作を含めて4人の南アフリカ作家の短編集「四重奏」、短編・評論・劇作を集めた「リーブ選集」(’77年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報