リッチモンドアポンテムズ(その他表記)Richmond upon Thames

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

リッチモンドアポンテムズ
Richmond upon Thames

イギリスイングランド南東部,グレーターロンドンを構成する 33地区の一つ。外部ロンドンに属する区で,グレーターロンドンの南西部にあり,テムズ川両岸にまたがる。おもにロンドンの郊外住宅地となっているが,テムズ川沿岸には小型船舶建造を含む工業が立地する。区内にはシカで有名なリッチモンド公園,ブッシー公園などの緑地や,ヘンリー8世が住んでいたハンプトンコート宮殿エリザベス1世らが使用したリッチモンド宮殿,ウィンザー公が生まれたホワイトロッジなど有名な建物が多い。北部キューにある王立植物園キューガーデン)は世界的に有名で,2003年世界遺産の文化遺産に登録された。面積 57km2人口 17万2335(2001)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

リッチモンド・アポン・テムズ
りっちもんどあぽんてむず
Richmond-upon-Thames

イギリスの首都大ロンドンの区の一つ。面積55平方キロメートル、人口17万2327(2001)。ロンドン南西部のテムズ川両岸にまたがる。昔からこの一帯の商業中心地で、若干軽工業もある。区内にはリッチモンド公園などの広大な緑地や、ヘンリー8世の居館ハンプトン・コート宮殿、エリザベス1世らが住んだリッチモンド・パレス、17世紀の公爵の館ハム・ハウスなどの有名な建物も多く、美しい郊外住宅地として知られる。世界に有名なキュー王立植物園は、ロンドン市民の休日の行楽地として親しまれている。

井内 昇]

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