最新 地学事典 「リニージ構造」の解説
リニージこうぞう
リニージ構造
lineage structure
方鉛鉱・黄鉄鉱などの結晶にみられる成長方向のわずかな違いから生じた粒界構造。この成長方向差による粒界は,最初同一の母結晶から成長して,中心部から周辺部にいくにしたがい連続的に増大した。この構造の原因としては,非平衡下での比較的速い結晶成長のもとで,表面での多数のクラスターの形成や固溶体中の原子の不均一性が結晶表面の割れ目を増大したと考えられる。M.J.Buerger(1932)命名。
執筆者:金沢 康夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

