リバス(その他表記)Rivas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リバス」の意味・わかりやすい解説

リバス
Rivas

ニカラグア南西部の都市。同名県の県都。首都マナグアの南東約 90km,ニカラグア湖と太平洋にはさまれた地峡部に位置する。 1736年建設。 1850~70年のゴールド・ラッシュ時,アメリカ合衆国東部からニカラグア経由でカリフォルニアへ向った移住者の交通路上にあり,にぎわった。現在カカオ,コーヒーの栽培を中心とした周辺の農業地帯の商工業中心地で,なめし皮,乳製品,ゴム製品などの製造が行われる。パンアメリカン・ハイウェー通り,首都と連絡。またニカラグア湖岸のサンホルヘと太平洋岸のサンフアンデルスルの両港を結ぶ鉄道が通る。人口1万 9564 (1985推計) 。

リバス(公)
リバス[こう]
Rivas, Ángel de Saavedra, Duque de

[生]1791.3.10. コルドバ
[没]1865.6.22. マドリード
スペイン劇作家詩人。極端な自由主義のため 1823年に亡命,帰国後の 36年内相となったが翌年再び亡命,38年帰国して議員大使を歴任した。スペインのロマン主義運動のなかで最大の成功を収めたといわれる悲劇『ドン・アルバロもしくは宿命の力』 Don Álvaro o La fuerza del sino (1835) を残した。

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