デジタル大辞泉 「リムフィヨルド」の意味・読み・例文・類語 リムフィヨルド(Limfjorden) デンマーク、ユトランド半島北部の海峡。北海とカテガット海峡を東西に結ぶ。長さ約180キロメートル。地理学における氷食によってできたフィヨルドではなく、19世紀に西端にあった砂州を掘削して開通させた水路。カキの養殖が盛ん。リム湾。 リム‐フィヨルド(Limski Fjord) クロアチア西部、イストラ半島西岸にある狭湾。ロビニの北方約5キロメートルに位置する。実際には氷食によってできたフィヨルド地形ではなく、パジンチツァ川の刻んだ谷が約10キロメートルにおよぶ狭湾になったもの。リム湾。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「リムフィヨルド」の意味・わかりやすい解説 リムフィヨルドりむふぃよるどLimfjorden デンマークのユトランド半島北部を東西に横切る細い海面。カテガット海峡と北海を結ぶ。長さ約180キロメートル。地理学の術語である氷食の「フィヨルド」ではなく、1825年に西端のアッガー砂州の砂地を開削して東西を貫通させ(1862年ふたたび開削)、最深24メートルの航路となったもの。結果的に、その以北は北ユラン島となってしまった。[村井誠人] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例