リーフデ(その他表記)De Liefde

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リーフデ」の意味・わかりやすい解説

リーフデ
De Liefde

オランダ船。 1598年ロッテルダムの東方貿易会社から東洋貿易振興のため派遣された船団の1隻。 300t。マゼラン海峡を経て太平洋横断中に遭難し,慶長5 (1600) 年豊後臼杵湾の佐志生 (さしう) に漂着。生存者は船長クワケルナック,航海長 W.アダムズ (イギリス人) ,船員ヤン・ヨーステンら 24人であった。この報を聞いた徳川家康はアダムズを大坂に招いて来航の事情,世界の情勢などをたずねた。同船は関東へ回航中暴風雨にあって大破し浦賀で破棄された。船尾にあったエラスムスの像が今日まで伝わっている。同船の漂着はオランダ,イギリスの対日貿易開始のきっかけとなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の年中行事。年末に天井や壁にたまった煤を取除き大掃除をすること。近年は正月休みに入る 12月 29日とか 30日が多いが,伝統的には 12月 13日に行なった。この日は正月を迎えるための準備を開始...

煤払いの用語解説を読む