同船(読み)ドウセン

デジタル大辞泉 「同船」の意味・読み・例文・類語

どう‐せん【同船】

[名](スル)
同じ船。
同じ船に乗り合わせること。また、その人。
「先年宮の渡しに―したる人を、今日銀座往来に見掛けて」〈福沢学問のすゝめ
前に話題にのぼった、その船。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「同船」の意味・読み・例文・類語

どう‐せん【同船】

〘名〙
① 同じ船。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② (━する) 同じ船に乗り合わせること。また、その人。
今昔(1120頃か)六「同船の諸の人、皆聞て、共に此を免せと乞ひ請く」 〔宋書‐武帝紀上〕
③ 前に述べたその船。
号外(1906)〈国木田独歩〉「福井丸〈略〉同船(ドウセン)投錨せんとするや」

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普及版 字通 「同船」の読み・字形・画数・意味

【同船】どうせん

同舟

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