Lysenko theory 露◆учение Трофима Денисовича Лысенко
ミチューリン学説を発展させて体系化した理論で,T.D.Ly-senkoの春化処理,段階発育論,遺伝性と変異性の理論を基礎として成立。生物体は外部環境と交互に関連し,外部条件を生物体に獲得し,同化し,生物体の部分にする。この外部条件の同化が長い世代にわたって続き,集中的な効果を現したのを遺伝性という。遺伝子の実在を認めず,遺伝は生物の性質であると考え,獲得形質が遺伝されることを主張する。今日,この学説に対して,生物のマクロな現象からとらえたものであって,遺伝生化学などの成果を取り入れた総合的観点から獲得形質の遺伝を論じなければならないという批判がある。
執筆者:小林 巌雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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