20世紀西洋人名事典 「ルチアポップ」の解説
ルチア ポップ
Lucia Popp
1939 - 1993.11.16
オーストリアのソプラノ歌手。
プラチスラバ(チェコスロバキア)生まれ。
プラチスラバの音楽アカデミー、プラハで声楽を学ぶ。1963年プラチスラバの歌劇場で「魔笛」の夜の女王を歌ってデビュー。アン・デア・ウィーン劇場で成功を収めたほか、カラヤンに認められ、ウィーン国立歌劇場と契約。ザルツブルク音楽祭でも歌う。’66年コヴェント・ガーデン王立歌劇場で「仮面舞踏会」のオスカルを歌い好評を得る。’67年メトロポリタン歌劇場に出演するなど世界的歌手となる。モーツアルト、R.シュトラウスなどのオペラ中心に活躍。軽やかな声と歌いまわし、演技力にも優れた第一級の歌手である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報