ルディアーナ(読み)るでぃあーな(英語表記)Ludhiana

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ルディアーナ」の意味・わかりやすい解説

ルディアーナ
るでぃあーな
Ludhiana

インド北西部、パンジャーブ州中部、ルディアーナ県の県都。首都デリーの北西約365キロメートル、サトレジ川左岸に位置する。人口139万5053(2001)。古くからメリヤス製品のインド最大の生産地として有名である。1960年大規模な中小企業団地が完成し、機械器具工業の発達も著しい。とくに自転車および同部品製造ではインド最大の生産量を誇る。鉄道の結節点、農産物集散地でもある。市街は1480年、デリー地方を支配していたローディー王朝により建設された。19世紀中ごろ、シク教徒とイギリス軍の戦いは、ここを中心に繰り広げられた。南郊に1961年開校した州立パンジャーブ農業大学は、パンジャーブ州におけるいわゆる「緑の革命」推進の中心的機関として知られ、今日も同州の農業発展の原動力となっている。女子医学校も所在する。

中山修一

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルディアーナ」の意味・わかりやすい解説

ルディアーナ
Ludhiāna

インド北西部,パンジャブ州中東部の工業都市。アムリッツァル南東約 120kmに位置。 1480年ロディー朝により,サトレジ河畔の町として建設された。農産物加工のほか,メリヤス製品の主産地の一つで,近隣諸国および東アフリカ輸出。そのほか綿織物,鉄鋼,機械,ミシンなどの工場立地。人口 101万 2062 (1991) 。

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