ルース利子(読み)ルース トシコ

20世紀日本人名事典 「ルース利子」の解説

ルース 利子
ルース トシコ

昭和期の難民ボランティア



生年
昭和20(1945)年

没年
昭和62(1987)年12月18日

出身地
富山県富山市柳町

旧姓(旧名)
沢田 利子

学歴〔年〕
同志社大学卒

経歴
富山YMCAで英語教師をしていた時、ロナルド・ルースさんと出会い、同教会で結婚夫妻香港ベトナムに渡り、サイゴン陥落までボランティアとしてとどまった。その後ニューヨーク、ヒューストンのYMCA平和教育担当者として専念。4人のベトナム、カンボジア孤児を養子として育て上げた。昭和59年に大阪YMCA国際センターのディレクターとして招かれたが、帰国前に乳がんを発病して、片方乳房切除。帰国後に再発し、転移と闘いながら国際村に関する著書を英語と日本語でまとめたのが、最後の仕事になった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ルース利子」の解説

ルース利子 ルース-としこ

1945-1987 昭和時代後期の社会事業家。
昭和20年生まれ。富山YMCAで英語教師をつとめる。ロナルド=ルースと結婚,夫とベトナムで難民救済のボランティア活動をする。のちニューヨークなどでYMCAの平和教育担当者となる。がんとたたかいながら,国際村に関する著書をのこした。昭和62年12月18日死去。42歳。富山県出身。同志社大卒。旧姓は沢田。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android