20世紀西洋人名事典 「ルートヴィヒクラーゲス」の解説
ルートヴィヒ クラーゲス
Ludwig Klages
1872.12.10 - 1956.7.9
ドイツの心理学者,哲学者。
ハノーファー生まれ。
ミュンヘン大学で学び、チューリヒに表現学研究所を設立、筆跡学、性格学、表現学の創始者となる。ヨーロッパ哲学の精神主義を排斥、ニーチェを偉大な心理学者とし、生命を哲学の基本とした「生命の敵対者としての精神」(3巻、1929〜32年)を著す。また自己主張と自己放棄をあげ性格論を展開、筆跡学を研究、表出論の創始者でもある。「クラーゲス性格学の基礎」(’23年、’51年)、「筆跡と性格」(’17年、’56年)等の著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報