ルーネンバーグ旧市街(読み)ルーネンバーグきゅうしがい

世界遺産詳解 「ルーネンバーグ旧市街」の解説

ルーネンバーグきゅうしがい【ルーネンバーグ旧市街】

1995年に登録されたカナダの世界遺産(文化遺産)。「北米で最も美しい」といわれるイギリス植民地時代の面影を残す港町である。ルーネンバーグは、同国東部、ハリファックス南西約100km、大西洋に面したノヴァ・スコシア州ルーネンバーグ郡に位置する、人口2300人あまりの小さな港町。この一帯はもともとフランスの植民地で、プロテスタント系のフランス人らがその開拓先鞭をつけたが、その後イギリス領に編入され、スイスとドイツからの移民のための町として建設された。町並みは、イギリスでよく見られる格子状に仕切られ、その建物もイギリスのビクトリア朝様式の木造建築である。こうした歴史資産は大切に保存されおり、1754年に建てられたゴシック様式のセント・ジョン聖堂とともに、観光の名所になっている。また、この町は、かつて豊富なタラ漁場造船業に支えられ繁栄した。◇英名はOld Town Lunenburg

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

百科事典マイペディア 「ルーネンバーグ旧市街」の意味・わかりやすい解説

ルーネンバーグ旧市街【ルーネンバーグきゅうしがい】

カナダ南東部,ノバスコシア州にある港町に位置する旧市街。格子状に作られた街並みなど,当時の英国植民地時代の都市の面影をそのまま残していることから,1995年世界文化遺産に登録。

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