日本大百科全書(ニッポニカ) 「レッドフォード」の意味・わかりやすい解説
レッドフォード
れっどふぉーど
Robert Redford
(1937― )
アメリカの俳優。カリフォルニア州サンタ・モニカに生まれる。アメリカ演劇アカデミーに所属、ブロードウェーの舞台に立ち人気を得、1962年に映画界にデビューした。1960年代後半以降『夕陽に向って走れ』『明日に向って撃て!』(ともに1969)、『追憶』『スティング』(ともに1973)、『華麗なるギャツビー』(1974)などで代表的二枚目となり、自らのプロダクションを設立。1980年には『普通の人々』で監督も手がけ、アカデミー作品賞・監督賞を受けた。また若手クリエーターの育成にも熱心で、1980年来サンダンス・フィルム・フェスティバルを主催、プロデューサー業を中心に監督、出演も続けている。『モンタナの風に抱かれて』(1997)では監督と主演を兼ねた。
[畑 暉男]
『ロバート・レッドフォード他著、高田正純訳『ロバート・レッドフォード アウトローの道を行く』(1979・評論社)』▽『清水美紗編『ロバート・レッドフォード』(1984・芳賀書店)』▽『柳生すみまろ編『ロバート・レッドフォード 素晴しきアメリカ野郎』(1988・芳賀書店)』▽『ミンティー・クリンチ著、高橋千尋訳『ロバート・レッドフォード』(1990・近代映画社)』▽『『レッドフォードの映画に賭ける夢 ロバート・レッドフォードとサンダンス・インスティテュート』(1996・キネマ旬報社)』