日本大百科全書(ニッポニカ) 「レモン油」の意味・わかりやすい解説 レモン油れもんゆlemon oil ミカン科のレモンの果皮を圧搾すると収油率0.2~0.3%で得られる精油。レモンは地中海沿岸(とくにシチリア島)、北米カリフォルニア、スペイン、ブラジルなどで栽培されている。精油成分はd‐リモネン、シトラールである。近年は皮むきから圧搾、精製まですべて機械化されている。食品香料、香水、香粧品、オーデコロンなどに広く用いられている。[佐藤菊正] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例